水位が下がったグランドサークルのオアシス、レイクパウエルへ

モニュメントバレーを後にして、次に向かったのはレイクパウエルです。

レイクパウエルは、ユタ州とアリゾナ州にまたがる大きな湖で、「グランドサークルのオアシス」と呼ばれることもあります。

赤い岩肌と青い水がつくる景色は、アメリカ南西部らしい美しさがあります。ただ、わたしたちが訪れたときは、水位がかなり下がっていました。

目次

水位が下がった湖で見えたもの

湖の水が引いたことで、ふだんは水面の下にある岩肌が大きく見えていました。

まるで、湖の底にもうひとつのグランドキャニオンが現れたような景色。
赤茶色の岩の層が、静かに姿を見せています。

レイクパウエルを生み出す、コロラド川のグレンキャニオンダム。
水位が下がっていても、目の前に広がる自然の大きさには静かに心を動かされる。
水位が下がり、かつて水の中だった場所まで歩いて下りられるほど。

水位の低さを目の前にすると、この地域の水不足のことが自然と頭に浮かびます。

旅先で出合う風景は、ただきれいなだけではありません。その土地が抱えている現実も、ふと見えてくることがあります。

静かなオフシーズンのレイクパウエル

訪れたのは、まだ本格的な観光シーズンの前だったので、人はそれほど多くありません。

この日はビジターセンターが休館日。また訪れる理由がひとつ増えた。
ビジターセンター前に残る恐竜の足跡。赤い大地の時間の深さを感じる。

静かな湖畔。
広い空。
水の少ない湖に残る、赤い岩の線。

にぎやかな季節とは違う、少し落ち着いたレイクパウエルの表情です。

橋の途中まで歩いてみる。
橋の右手に見える建物が、グレンキャニオンダムのビジターセンター。
車が通るたびに揺れる足元に、旅の小さな緊張が残る。

観光客の中では、アジアから来ていると思われる人たちの姿も印象に残りました。以前、オフシーズンのイエローストーンを訪れたときにも、同じような光景を見たことがあります。

季節を少し外して旅をすると、観光地の別の顔に出合えるのかもしれません。

ページの町で泊まったホテル

レイクパウエルを訪れた翌日は、キャピトルリーフ国立公園へ向かう予定でした。
そのため、この日は少し早めにホテルへ戻ります。

1泊だけ滞在したのは、アリゾナ州ページの町にある「Hyatt Place Page / Lake Powell」です。

ページは、レイクパウエルやホースシューベンドなどを訪れる旅の拠点になる町です。
ホテルは町の中心部にあり、移動しやすい便利な場所にありました。

ホテルの室内から望むグレンキャニオン。窓の向こうにも、赤い大地の景色が広がる。

外観も内装もモダンで、コンパクトにまとまったホテル。
部屋は清潔で、旅の途中に体を休めるには十分な心地よさがありました。

旅先で出合ったフライドチキン

夫婦ともに初めて訪れる町だったので、ページの土地勘はありません。
そこでホテルのスタッフに、おすすめのレストランを教えてもらいました。

向かったのは、フライドチキンと冷たいビールを楽しめる「Bird House」
旅先でおいしい食事に出合えると、それだけで少しうれしくなります。

知らない町で、誰かに教えてもらったお店へ行く。
それもまた、ロードトリップの楽しみのひとつです。


窓際の席から見えた町の表情

窓際のカウンター席で食事をしながら、通りを行き交う人たちを眺めていました。
そこで印象に残ったのは、アジア系と思われる人たちの姿が多かったことです。

店内に入ってくるお客さんにも、アジア系の人たちが目立ちました。

移民の国といわれるアメリカ。
けれど、ひとことでアメリカといっても、町ごとに少しずつ表情が違います。

ページの町で過ごした短い時間にも、この土地ならではの空気がありました。
旅をしていると、観光地だけでなく、町の何げない風景にも目が向くようになります。

次はキャピトルリーフ国立公園へ

次回は、キャピトルリーフ国立公園へ向かう道中で出合った西部劇のような風景と、滞在したホテルのことを記録します。

キャピトルリーフへ向かう朝。ホテルで朝食をとり、次の道のりに備える。

赤い大地をめぐる旅は、また次の景色へ続きます。

グランドサークルの旅で訪れた場所を、少しずつ記録しています。
赤い大地をめぐる旅の続きも、よろしければご覧ください。

※この記事は、2022年6月に旧ブログで書いたものを、今のわたしの視点から少し整えています。

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